気が付いたら6ヶ月間の育休が終わったどころか復職して数週間が経過してしまいました。最後にブログを書いたのが11月の頭なので、丸2ヶ月ほどブログを書いていなかったことになります。それだけ育児に手いっぱいだったのでしょう。
・・・というのは流石に若干語弊があると思いまして、別に文章を全く書けなかったわけではありません。Twitterにはたくさん投稿していました。Twitterにたくさん投稿するようになったと同時にブログに書かなくなったのです。
それは、Twitterで書くことによって表現欲が満たされていたからというよりは、細切れで集中できない育児の合間ではTwitterぐらい気軽なツールでしか文章を書けなかった、というのが正解のように思います。腰を据えて、140文字に比べれば遥かに長い文章を書くことは、それだけ心理的な障壁が高かったのだと思います。
時間がないわけではない。でも、いつ休憩が来るのか分からない。休憩が来ても、常に娘に気を配っていなければならない。いつまで休めるか分からない。そんな緊張感の中で、腰を据えることの難しさは強烈です。時間はあっという間に流れていきます。流れていく時間の中で、今日という日の自分を形に残したいと思ったとき、Twitterという140文字の縛りが心地よい空間となったのだと思います。
とはいえ・・・今振り返ってみると、Twitterは大量に投稿していると過去に遡るのが難しく、せっかく育休中の貴重な気持ちを書き連ねたのに確認するのが億劫である、というしょうもない事実に気付きました。これは盲点でした。
今でこそ固定ツイートにツリーで各ツイートをぶら下げていますが、これでも見づらいものは見づらいのです。なので、改めて振り返って残しておきたいと感じたツイート14個については、ブログからリンクを残すことにしました。お時間のある方は是非ご覧くださいませ。
※ほとんどのツイートは続きが返信で連なるツリーなので、詳細はツイートをクリックしてリンク先で読んでください。
後輩男子に贈りたい言葉
①育児は妊娠前に、教科書的な本を読むべし。
②妊娠出産育児は個人差が激しい。悲観シナリオを学べ。
③育児のネット情報は間違いだらけ。ググって鵜呑みはダメ。
④非協力的なパパを改心させるのは無理ゲー。
⑤育休とるなら家事やりな。
⑥育休はキャリアに繋げよ。
— 那須野拓実@6m娘の育休明け (@takumi_nasuno) December 23, 2018
私もそこに凄く違和感を持ってまして、地雷を踏みやしないかと冷や冷やですが、思うところをコメントさせてください。
— 那須野拓実@6m娘の育休明け (@takumi_nasuno) November 25, 2018
夫が家事育児をしないのは、夫婦間で了解があれば許される事案だとは思うけれど、若い頃に
夫⇒外働き
妻⇒家事育児で釣り合っていたとして、定年&子育て卒業後に
夫⇒なし
妻⇒家事となって釣り合わなくなった時どうするかが肝要に思います。どんな生存戦略を描いているのかが気になります。。
— 那須野拓実@6m娘の育休明け (@takumi_nasuno) December 21, 2018
また、夫婦の能力だけでなく、家事育児が行われる職場、つまり家庭環境も重要です。生活導線や家具の充実度合い、整理整頓度合い、空間の余白などの内部環境だけでなく、エレベーターの有無や公共交通機関、近隣商店、公園といった外部環境も、家事育児の難易度が家庭によって大きくブレる要因です。
— 那須野拓実@6m娘の育休明け (@takumi_nasuno) December 30, 2018
さて、丸2日のワンオペ育児を経て思うのは、部屋が育児用に最適化されていて、かつきれいに掃除されており、育児家事スキルが十分にあって、体力と精神力が十分に高ければ、ワンオペ育児の方がツーオペ育児よりも楽になる可能性があるということでした。というのも、
— 那須野拓実@6m娘の育休明け (@takumi_nasuno) November 28, 2018
そういえば先日、「育休を取るにあたって、今自分が持っている仕事を手放すのは怖くないですか?」という質問を受けた。その質問の意図は、「安定した役職に戻ることができないのではないか?」という不安だったと思うのだけれど、
— 那須野拓実@6m娘の育休明け (@takumi_nasuno) December 28, 2018
夫の育休に期待できる効果は、単純に家事育児のマネジメントや作業の負担を妻と分担できるだけでなく、知的な会話をかわすことで人間らしさを維持したり承認欲求を満たしたり、また交代で育児をすることで1人の時間を作り合って心に平穏をもたらすことができます。あとトイレとかにも行きやすいです。
— 那須野拓実@6m娘の育休明け (@takumi_nasuno) December 3, 2018
朝家事ツイートが500いいねを超えそうでビビってます。でもやっぱり体力って波があるじゃないですか?長い時間軸では出産直後、中くらいの時間軸では週末、短い時間軸では朝が最も疲れのたまる時合いなわけで、そこを狙い撃ちにして支えるのがリソースの限られたマネジメントの鉄則なだけですよね。。 https://t.co/KNZtKEgmqm
— 那須野拓実@6m娘の育休明け (@takumi_nasuno) December 30, 2018
おお、これはもう・・・
家事育児をさせるために旦那を褒めろ話は、けっこう簡単に論破できちゃうので、少しだけ書きますね。早い話が解決策になってないよってことなんですが、
— 那須野拓実@6m娘の育休明け (@takumi_nasuno) December 4, 2018
「育児で男は女に勝てないよ」
的な主張の見苦しさは、経験の積み重ねが物を言う育児において性差を持ち出す疑似相関の過ちと、個人差が激しい育児において過度な一般化を施す有意概念無視の過ちで説明できる。正しくは、
「妻より育児をしてない俺は妻より育児できないよ」
当然や!!!苦笑
— 那須野拓実@6m娘の育休明け (@takumi_nasuno) January 11, 2019
一人暮らしの人が「家事余裕。専業主婦って楽だよね」と主張することの愚かしさは、自分が未経験の立場に言及するのが問題なのではなく、
①コミュニケーションコストの大きさ
②長期運営で繁忙期を乗り越えることの困難さ
③新人(子供)という不安定要素
を認識していない点が問題なのだけれどね。
— 那須野拓実@6m娘の育休明け (@takumi_nasuno) December 26, 2018
あ・・・これ、あまり論理的に考えない方がよいですよ。
たぶん誰と比較しているわけでもなく、強いて言うなら自分の脳内で勝手に『合格点』とか『偏差値50』とかをいい感じに創り上げて、それを超えていることを以て即座に自己肯定しているだけかと。言うなれば、思考の手抜きだと思います。
— 那須野拓実@6m娘の育休明け (@takumi_nasuno) December 29, 2018
この会社、
「当社は男性を育児に参加させるつもりはないが、女性には当然してもらう。産後の女性は自己研鑽にも人脈作りにも時間が取れないから成果が伸びないぞ」
と言っているだけだから、この会社に勤めて育児するなら男女関係なく逆風を受け続けるだけだからね。こちらから願い下げでしかない。 https://t.co/8BPGr4I8Ep
— 那須野拓実@6m娘の育休明け (@takumi_nasuno) January 19, 2019
「育児を始めて思うのは、やっぱり今までの人生で頑張ってきたことが、予期せず育児の中で活きている、ということだなぁ。」
・・・というのを昨日、十年来の友人と話していた時に改めて思ったので書く。
— 那須野拓実@6m娘の育休明け (@takumi_nasuno) December 16, 2018
ご精読、ありがとうございます。
最近は、男性の育休についての発信も重要だとは思うものの、長い人生で見れば育休なんて非常に短い期間なわけなので、 『家事育児に貢献しつつ外働き仕事でも残業無しで人並み以上の成果を出す方法』 についての発信の方が、強く求められている気がします。そういった情報も発信できるよう、外働きの方も頑張っていきたいと思います。