初めての育児スタートから一ヶ月が経ったと思いきや、そろそろ二ヶ月の終わりが見えてきました。今のところ、慢性的な寝不足で四苦八苦しながらも育児スタイルが安定してきまして、育児用品という点でも一通りのものを揃えられたと思います。
一方で、育児を始める前におおまかな予算計画は立てていたものの、想定しきれなかった出費が期待通りに出てきました。どんなに頑張っても想定外が出てくるのはビジネスでも育児でも一緒で、大切なのは想定外に対して速やかに対処し、必要に応じて方針転換することです。
もちろん育児にどんな出費がかかるかは目指す育児スタイルによって変わってきますし、育児を始める前の家庭事情によっても変わってきますが、この経験がどこかの誰かの役に立つことを期待して、ざっと見解をまとめてみたいと思います。
★注意★
育児は人それぞれです。100の家庭があれば100の事情があり、100の育児があって然るべきものです。たった1つのあるべき姿なんて存在しません。人の意見を鵜呑みにするのは危険ですし、逆に安易に強要してよいものでもありません。自らが、家庭環境と子供の状況を見定めたうえで、子供とどう成長していきたいかを考え、これだと思う方法に思い切ってチャレンジしつつもダメそうなら変えていくトライアンドエラーの姿勢が大切だと思います。なのでこの投稿も、鵜呑みにしないでください。
まず、我が家では便宜上、育児関連の予算を6つのカテゴリに分けました。
それぞれどんなものを想定して、最初の2ヵ月ほどでどれくらいの予算を宛がっていたかを書いてみます。(実際の区分や金額はもっと細かいですが、あんまり細かく書いても趣旨から外れるのでざっくり書きます。)
1.食事 ⇒ 予算10,000円
授乳にかかわるもの。粉ミルクとか哺乳瓶とか除菌グッズとか。
2.衣服 ⇒ 予算30,000円
着るものや着替えに使うもの。洋服やおむつ、おむつ替えシート、おしりふき等。
3.寝具 ⇒ 予算25,000円
寝かせるのに使うもの。ベッドやマットレス、掛布団など。
4.お風呂 ⇒ 予算10,000円
体を綺麗にするのに使うもの。ベビーバスやベビーソープ、保湿剤など。
5.外出用具 ⇒ 予算20,000円
外出するときに使うもの。主に抱っこ紐。
6.その他 ⇒ 予算5,000円
それ以外の雑多なもの。爪切りとか体温計とか。
足し上げると、予算100,000円でした。
最初に書いてしまうと、想定した予算100,000円に対して実費233,000円、予算比200%超の大幅赤字でした。金額だけ見ると、すごいことになってます。
それではカテゴリごとに、想定通りいったのか、想定通りでなかったらどんな想定外があったのかを見ていきます。
1.食事 ⇒ 予算10,000円/実費43,000円
大幅に超過。超過した主な原因は、
こんな感じに積みあがっていくと、食事予算を30,000円超も超過します。腱鞘炎は永遠の敵です。育児負担を軽減するうえで最大のキーワードだと感じています。
あとついでに、哺乳瓶はローテーションを回すのに6個が必要との結論に至ったので、当初から見通しが甘かったようです。このあたりは家庭事情によって変わることから育児書にも明言されていないところなので、想定が難しいところだと感じました。
2.衣服 ⇒ 予算30,000円/実費30,000円
これは奇跡的に予算通り。問題なし!
3.寝具 ⇒ 予算25,000円/実費48,000円
けっこう超過しました。主な原因を見ると、
ベッド付帯品は実際に店舗で見積もらなかったのが原因なので致し方ないとして、ベッドとは別にバウンサーを買うことになるとは・・・でも両方あると快適でした。
4.お風呂 ⇒ 予算10,000円/実費20,000円
少し超過。主な原因は、
これぐらいなら許容範囲です。
5.外出用具 ⇒ 予算20,000円/実費42,000円
けっこう超過。主な理由は二つありまして、
けっこう超過してますが、負担軽減のための投資と考えれば手を抜けないところです。ベビーカーやチャイルドシートはしばらく買う予定はないので、この程度の出費に収まっているのが幸いです。
6.その他 ⇒ 予算5,000円/実費50,000円
びっくりするほど超過しました。
これはもはや家庭事情によるところが大きいのですが、もともと夫婦二人住まいに最適化していたので、育児しやすくするには生活用品の買い替えが多数発生することが分かりました。主な理由を見ていくと、
もう、なんというか、一個一個見ていくと納得のいく買い物なんですが、育児に実際に直面しないと気付かないものばかりであるというのが問題だと感じました。
こんな感じで積みあがっていきまして、想定した予算100,000円に対して実費233,000円、予算比200%超の大幅赤字ができあがりました。
この予算組みの主な目的は、①困ってから買うのは心理的負荷が大きいので事前に購入できるようリストアップしておくこと、②たくさんお金がかかることを認識して衝動買いを抑えること、あたりを狙っていました。
なので予算を超えたらお金が出せないというわけではないですし、ツーオペと言えども育児負担を適度に軽減していかないと破綻してしまうので、負担軽減アイテムはむしろ積極的に買いに行きました。その結果がこれです。なので金額自体に後悔はないです。
さて、育児書を読んでも育児用品に必要なものリストはよく見つかりますが、予算立ての考え方を細かく書いている本には出会えていません。もちろんその背景にあると察するのは、育児にどんな出費がかかるかは目指す育児スタイルによって変わってくるし、育児を始める前の家庭事情によっても変わってくるという事実なのだと思います。
逆に言うと、育児経験のある人がそのあたりをヒアリングしたうえでディスカッションすれば、結構な精度で予算立てを支援できるような気がしたので、個人向けに結構踏み込んだ『初めての育児設計コンサルビジネス』があってもいいんなじゃないかと思いました。(もうあるかも。汗)
・・・と書きつつ、これも昔なら同居するおばあちゃんがリードしてくれたんだなと気付いたときには、時代の流れに追い付かずに顕在化した諸問題の一つだと悟ってしまい、最初の投稿の頭に書いた内容のまんまやんと一人ツッコミをして悲しくなりました。もう少しナレッジのシェアはうまくできる気がするなぁ。。完