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育児
2018/08/28

【男性目線の育児#5】想定通りの出費、想定外の出費を調べてみたら悲しくなった話

初めての育児スタートから一ヶ月が経ったと思いきや、そろそろ二ヶ月の終わりが見えてきました。今のところ、慢性的な寝不足で四苦八苦しながらも育児スタイルが安定してきまして、育児用品という点でも一通りのものを揃えられたと思います。

一方で、育児を始める前におおまかな予算計画は立てていたものの、想定しきれなかった出費が期待通りに出てきました。どんなに頑張っても想定外が出てくるのはビジネスでも育児でも一緒で、大切なのは想定外に対して速やかに対処し、必要に応じて方針転換することです。

もちろん育児にどんな出費がかかるかは目指す育児スタイルによって変わってきますし、育児を始める前の家庭事情によっても変わってきますが、この経験がどこかの誰かの役に立つことを期待して、ざっと見解をまとめてみたいと思います。

 

 

★注意★

育児は人それぞれです。100の家庭があれば100の事情があり、100の育児があって然るべきものです。たった1つのあるべき姿なんて存在しません。人の意見を鵜呑みにするのは危険ですし、逆に安易に強要してよいものでもありません。自らが、家庭環境と子供の状況を見定めたうえで、子供とどう成長していきたいかを考え、これだと思う方法に思い切ってチャレンジしつつもダメそうなら変えていくトライアンドエラーの姿勢が大切だと思います。なのでこの投稿も、鵜呑みにしないでください。

 

 

どう予算立てしたか

 

まず、我が家では便宜上、育児関連の予算を6つのカテゴリに分けました。

  1. 食事
  2. 衣服
  3. 寝具
  4. お風呂
  5. 外出用具
  6. その他

それぞれどんなものを想定して、最初の2ヵ月ほどでどれくらいの予算を宛がっていたかを書いてみます。(実際の区分や金額はもっと細かいですが、あんまり細かく書いても趣旨から外れるのでざっくり書きます。)

 

1.食事 ⇒ 予算10,000円

授乳にかかわるもの。粉ミルクとか哺乳瓶とか除菌グッズとか。

 

2.衣服 ⇒ 予算30,000円

着るものや着替えに使うもの。洋服やおむつ、おむつ替えシート、おしりふき等。

 

3.寝具 ⇒ 予算25,000円

寝かせるのに使うもの。ベッドやマットレス、掛布団など。

 

4.お風呂 ⇒ 予算10,000円

体を綺麗にするのに使うもの。ベビーバスやベビーソープ、保湿剤など。

 

5.外出用具 ⇒ 予算20,000円

外出するときに使うもの。主に抱っこ紐。

 

6.その他 ⇒ 予算5,000円

それ以外の雑多なもの。爪切りとか体温計とか。

 

足し上げると、予算100,000円でした。

 

 

どんな想定外があったのか

 

最初に書いてしまうと、想定した予算100,000円に対して実費233,000円、予算比200%超の大幅赤字でした。金額だけ見ると、すごいことになってます。

それではカテゴリごとに、想定通りいったのか、想定通りでなかったらどんな想定外があったのかを見ていきます。

 

1.食事 ⇒ 予算10,000円/実費43,000円

大幅に超過。超過した主な原因は、

  • 哺乳瓶は500円×3個でよいかと思っていたら、育児用品店で目移りしてしまって単価1600円×4個を購入することに。およそ+5,000円なり。
  • 予定していなかった手動搾乳機を途中で買うも妻の腱鞘炎で使えなくなり、ちょっと高めな自動搾乳機を追加購入。およそ+15,000円なり。
  • 便秘気味な時期が続いており、対策としてベビー用のビフィズス菌オイルを定期購入することに。およそ+5,000円なり。
  • 同じく便秘対策で色々な粉ミルクを検証したため、粉ミルクの出費がかさむことに。およそ+5,000円なり。

こんな感じに積みあがっていくと、食事予算を30,000円超も超過します。腱鞘炎は永遠の敵です。育児負担を軽減するうえで最大のキーワードだと感じています。

あとついでに、哺乳瓶はローテーションを回すのに6個が必要との結論に至ったので、当初から見通しが甘かったようです。このあたりは家庭事情によって変わることから育児書にも明言されていないところなので、想定が難しいところだと感じました。

 

2.衣服 ⇒ 予算30,000円/実費30,000円

これは奇跡的に予算通り。問題なし!

 

3.寝具 ⇒ 予算25,000円/実費48,000円

けっこう超過しました。主な原因を見ると、

  • ミニベッド本体が1万円ちょっとに対して、マットレスとか掛布団とかの付帯品も同額ぐらいで買えると思っていたら、2万円以上かかると知って撃沈。
  • 途中でリビングでも寝かせられるようにバウンサーを購入。およそ+10,000円なり。

ベッド付帯品は実際に店舗で見積もらなかったのが原因なので致し方ないとして、ベッドとは別にバウンサーを買うことになるとは・・・でも両方あると快適でした。

 

4.お風呂 ⇒ 予算10,000円/実費20,000円

少し超過。主な原因は、

  • 保湿剤を思った以上に使ったので、購入頻度が想定よりも高めに。およそ+5,000円なり。
  • 沐浴が終わって入浴を始めるタイミングでバスチェアーを購入することに。およそ+5,000円なり。

これぐらいなら許容範囲です。

 

5.外出用具 ⇒ 予算20,000円/実費42,000円

けっこう超過。主な理由は二つありまして、

  • 具体的に品定めをしていったら、負担軽減のため市販品の中で最高クラスの抱っこ紐に手を出すことに。お値段なんと30,000円超・・・でも快適でした。
  • 妻の腱鞘炎対策に、抱っこしてあやしやすいようにスリングを追加購入。およそ+10,000円なり。

けっこう超過してますが、負担軽減のための投資と考えれば手を抜けないところです。ベビーカーやチャイルドシートはしばらく買う予定はないので、この程度の出費に収まっているのが幸いです。

 

6.その他 ⇒ 予算5,000円/実費50,000円

びっくりするほど超過しました。

これはもはや家庭事情によるところが大きいのですが、もともと夫婦二人住まいに最適化していたので、育児しやすくするには生活用品の買い替えが多数発生することが分かりました。主な理由を見ていくと、

  • 持っていた電気ケトルでは温度調節ができないので、70℃のお湯を常備できるよう電気ポットを買い足し。およそ+6,000円なり。
  • 寝室のライトが調光できないものだったので、発光色の切り替え&調光ができるものに買い替え。およそ+10,000円なり。
  • 主にワンオペ時の入浴に備えて、遠隔でも赤ちゃんの様子を確認できるようにネットワークモニターを購入。およそ+10,000円なり。
  • 部屋のいたるところでゴミが出るようになり、量も一気に増えたので、ゴミ箱を多数追加購入。およそ+5,000円なり。
  • 赤ちゃんと一緒に入浴するにはバスマットが小さすぎたので、大きめのバスマットを2枚購入。およそ+7,000円なり。

もう、なんというか、一個一個見ていくと納得のいく買い物なんですが、育児に実際に直面しないと気付かないものばかりであるというのが問題だと感じました。

 

こんな感じで積みあがっていきまして、想定した予算100,000円に対して実費233,000円、予算比200%超の大幅赤字ができあがりました。

 

 

最後に振り返り

 

この予算組みの主な目的は、①困ってから買うのは心理的負荷が大きいので事前に購入できるようリストアップしておくこと、②たくさんお金がかかることを認識して衝動買いを抑えること、あたりを狙っていました。

なので予算を超えたらお金が出せないというわけではないですし、ツーオペと言えども育児負担を適度に軽減していかないと破綻してしまうので、負担軽減アイテムはむしろ積極的に買いに行きました。その結果がこれです。なので金額自体に後悔はないです。

 

さて、育児書を読んでも育児用品に必要なものリストはよく見つかりますが、予算立ての考え方を細かく書いている本には出会えていません。もちろんその背景にあると察するのは、育児にどんな出費がかかるかは目指す育児スタイルによって変わってくるし、育児を始める前の家庭事情によっても変わってくるという事実なのだと思います。

逆に言うと、育児経験のある人がそのあたりをヒアリングしたうえでディスカッションすれば、結構な精度で予算立てを支援できるような気がしたので、個人向けに結構踏み込んだ『初めての育児設計コンサルビジネス』があってもいいんなじゃないかと思いました。(もうあるかも。汗)

 

・・・と書きつつ、これも昔なら同居するおばあちゃんがリードしてくれたんだなと気付いたときには、時代の流れに追い付かずに顕在化した諸問題の一つだと悟ってしまい、最初の投稿の頭に書いた内容のまんまやんと一人ツッコミをして悲しくなりました。もう少しナレッジのシェアはうまくできる気がするなぁ。。完

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ブログ著者について
那須野 拓実(なすの たくみ)。たなぐら応援大使(福島県棚倉町)。トリプレッソを勝手に応援していた人。元語学屋。時々写真垢とか手芸垢。山とか滝とか紅葉とかが好き。本業はナレッジマネジメントとかデータ分析とかの何でも屋。コロナワクチン接種済み。