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フォトグラフィー
2017/05/26

魔物レンズに手を出す決意

今しか書けない文章だと思うので、今の考えを書きます。

 

フォトグラファーとして活動する一方でレンズ沼には嵌るまいと、レンズの購入は計画的に、かつ衝動買いはせずに検討期間を長く持つように心掛けています。

一眼レフを初めて購入してから数えて早6年、このブログを始めてから数えても3年半が経過する中で、フォトグラフィーへの投資額は軽く100万円は超えているのが現実です。でも、その程度に収まっているのは、最低限のポートフォリオを念頭に置いていたからだと思います。

 

最低限のポートフォリオ
  • 広角ズーム(12-24mm)
  • 標準ズーム(24-70mm)
  • 望遠ズーム(70-200mm)
  • 単焦点マクロ(90mm)
  • エクステンダー(2x)

 

3つのズームレンズを持ちつつ2xのエクステンダーも持っていると、とりあえず大抵の焦点距離で撮れてしまいます。かつ、寄って撮るためのマクロレンズがあれば、よほどの特殊用途でない限りは事足ります。そういうポートフォリオでした。

 

そんなことを考えて、実際に集まったレンズがこちら。

  • Sigma 12-24mm f/4.5-5.6 IIDG HSM
  • Canon EF 24-70mm f/2.8L II US
  • Tamron SP 70-200mm f/2.8 Di VC USD
  • Tamron SP 90mm f/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
  • Kenko DIGITAL TELEPLUS PRO300 2X DGX
  • Canon EF 50mm f/1.4 USM

実は、一番最初の修行時は標準ズームの代わりに50mm単焦点を使っていました。というのも、50mmの感覚を覚えたかったのと、足で動いてフレームを変える感覚を身に付けたかったからです。

でも今見ると、結果的に標準ズームのカバーする範囲が50mmをカバーしてしまっており、50mm単焦点は完全にお蔵入り状態。レンズの重量は気にせず運ぶスタイルなので、常にf/2.8標準ズームを持ち歩いており、本当に使う機会がなくなってしまいました。でも今振り返っても、最初は50mm単焦点でいくべきだと思います。後悔はないです。

 

さて、今までずっと考えていた、次のレンズの可能性。一通りが揃っている今、次に買うべきレンズはあるのでしょうか。

1つ検討したのは、広角ズームを明るいレンズに置き換えるアクションです。Sigmaから上位互換のレンズが出たときは、、考えました。今持っている広角ズームはf/4.5-5.6なので、もう少し明るいレンズに買い替えたいなぁと。

でも広角レンズで撮影するときは絞るが基本なので、星空を撮るとき以外は使い方に大きな変化が出ないと判断。あとおまけで、f/4.5-5.6からf/4へのランクアップをし出すとレンズ沼に嵌る恐れしかないので、結局やめました。

新しいレンズを買う基準は、『そのレンズを買うことでしか撮れない絵があるかどうか』、この1点に限定されるべき、というのが自分の考えです。

 

昨年に標準ズームを購入した直接のきっかけは、友人のウェディングを撮影しきるためには、あの1本による画質、機動性、画角の汎用性が必須だと判断したからでした。フルマラソンを走るにも似た撮影シーンのなかで、あの1本でないと撮り逃すシーンが出てくるはずと考えたわけです。結果は大成功で、以降は上述のように50mm単焦点は見事にお蔵入りしました(苦笑)

 

・・・そしてもう一つ、前々から気になっていたレンズがありました。あの、Canon EF 85mm f/1.2L II USMです。目の前の世界、今一瞬を切り取る力は他のレンズを圧倒し、魔物レンズとも称されるほど。とりわけ、人のいる風景を切り取る能力は別格です。じゃじゃ馬なので、コントロールも難しいみたいですけども・・・

南沢あじさい山という空間の最高の一枚を切り取ろうとするとき、このレンズが必要なのだろうと、直感的に思いました。ということで先日に購入を決断。撮るべき絵はだいたいイメージが付いています。あとは、最高の場所に、最高の時にいられるかどうか・・・

 

 

きっとこのレンズは私の期待に応えてくれるはず。

ということで、乞うご期待!

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ブログ著者について
那須野 拓実(なすの たくみ)。たなぐら応援大使(福島県棚倉町)。トリプレッソを勝手に応援する人。ネイチャーフォト中心の多言語ブログを書いてます。本業はIT&マーケティング界隈でナレッジマネジメントとかデータ分析とかの何でも屋。半年間の育休明けで、家事育児と外働きのバランスを模索中。