今週は、河津桜が満開に咲いている河津町に行ってきました。
桜も撮ったのですが、どちらかというと滝を撮影するときに色々考えることが多かったので、滝の方を詳しめに書いてみます。
JR河津駅からバスで25分ほど移動した先にある河津七滝、ちなみに読みは「かわづななだる」です。その一番最初にある初景滝を撮ってみました。
広角24mmで撮りました。
この滝は横幅が広く、右側と左側とで撮影ポイントからの距離に差があります。滝壺ギリギリに寄って広角に撮ることで、こちらに近い右側が大きくダイナミックに見えるようになりました。目の前に現れたときのインパクトを表現してみました。やっぱり望遠で妥協してしまうのとでは印象が変わります。
滝なので、もちろんスローシャッターです。
ただし、ここは観光滝。観光客がかわるがわる記念写真を撮る場所です。滝の一番近いところに三脚をどっしり構えるのは好ましくありません。なので、もちろん三脚なし、手持ちでの撮影です。
普段は1/5秒~1/6秒が多いですが、日陰で少し暗かったので、頑張って1/4秒にしてみました。ISO-100で許される絞りはf/11。まぁまぁの絞りっぷりです。
滝の水が落ちていって、滝壺に広がる泡の様子までを写真に収めました。久しぶりに、滝の姿をいい感じに撮れました。サッと撮って、すぐ記念撮影待ちの人に場所を譲りました。
フォトグラファーたるもの、景観を傷つけてはいけませんし、他の人に迷惑をかけてもいけません。三脚を使わないで撮影できるスキルというのは、観光スポットのマナーを守ることにも役に立ったりもします。
ケント白石先生も別話題で厳しく非難していますが、フォトグラファー、というか人としてのマナーはしっかりと守りたいですね。