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フォトグラフィー
2016/01/06

2016年の目標① 撮影理論をまとめ上げる

1月も着々と過ぎ去っていますね。もう6日です。

他に書きたい内容があって後回しにしていましたが、2016年の4つの目標の1番目、「撮影理論をまとめ上げる」について細かめに書いてみたいと思います。

  1. 撮影理論をまとめ上げる
  2. Kloutスコアで65点を超える
  3. 鶴見区長と対談する
  4. 幸福論を語る

ロジカル撮影法改め、論理的写真思考と題して、写真撮影時の思考を明文化しはじめました。というのも、明文化することで、自分の考えの浅さを振り返り、自らPDCAサイクルを回すために始めたわけです。

ただ、始めたら始めたで、問題にぶちあたったわけです。まぁ、色々あるわけなんですが、ざっくりまとめると、2つありました。

 

1. 絞りの決め方に確固たる理論を持てていなかった

実際に書いてみて、唖然としましたね。絞るか開くかの議論は易しいのですが、f/11なのかf/13なのかf/16なのかといった、細かい議論をするための考えのベースを持てていなかったんですよね。理論武装ナッシングです。

絞りが決まらなければ、シャッタースピードも決まりません。ISO値は原則100にしたいところですが、100から外れるときにいくつにすべきかも決まりません。なぜこの設定で撮ったのか、これでは厳密に説明できないのです。いきなり挫折しかけました。(分かっている風に書いた過去のダメ記事は読まないでください...

ちなみに、なにかいい考え方があるのかネットで調べたりしたんですが、それがなかなか、情報が全くなかったんです。なので、自分で作ることにしました。

 

絞りをいくつに設定すればいいか、計算できちゃうモデルを!

 

光学系は専門ではないのですが、高校レベルの幾何学と物理学を組み合わせたら解けてしまいそうなので、絶賛計算中。実務で使えるレベルにまで落とし込みたいです。

きっと、計算できてしまう部分を力づくで計算しきった先のフォトグラフィーには、純粋なアートの部分が色濃く残るんだと思います。そこを見極めるのは、個人的に非常に興味のあるところ。たとえサイエンスの雄である人工知能が数多くの産業の数多くの職種を駆逐していったとしても、フォトグラフィーに残る割り切れない部分を探してみたいと思います。

 

2. 被写体によって思考の流れが異なることに気付いた

これもズバリその通りなんですが、いくつか記事を書いていると、どこから考え始めてどこで考え終わるのか、どこを省略しちゃっているのかが、被写体によって大きく異なることに気付いちゃったんですよね。

夕日を撮るとき、空を撮るとき、紅葉を撮るとき、イルミネーションを撮るとき、花を撮るとき、人を撮るとき、etc。どこの設定から考えていくのかが、それぞれ異なることに気付いちゃったんですよね。

思考の流れが異なることに気付いたときに、そこを比較整理せずにフォトグラフィーを語るというのが、きわめて分不相応なことに思えたんです。(というか単純に気持ち悪い...

比較する上では、被写体や撮影シーンの類型化が必要です。そのうえで、実務を通じて思考モデルを洗練させていくプロセスが必要です。1記事だけで書けてしまうような軽々しい話ではないですね。頑張ってみます。

 

2つを書き上げると、1つの大きな理論になる

この2つをちゃんと書き上げると、論理的写真思考の集大成になるような気がしています。1つ目をもとに各種設定の決め方が全てのベースとなる基礎理論で、2つ目が被写体やシーンによる具体的な応用理論、というところでしょうか。

論理的というからには、それを読んでその通りやれば、それなりのモノができあがるくらい整理されたクオリティであるべきです。今年中にできあがって、あわよくば電子書籍なんかにまとめて共有しちゃって、フォトグラファーの皆様とアツい議論を交わせたら、きっと楽しいんだろうなと思います。

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ブログ著者について
那須野 拓実(なすの たくみ)。たなぐら応援大使(福島県棚倉町)。トリプレッソを勝手に応援していた人。元語学屋。時々写真垢とか手芸垢。山とか滝とか紅葉とかが好き。本業はナレッジマネジメントとかデータ分析とかの何でも屋。コロナワクチン接種済み。