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フォトグラフィー
2014/12/28

新潟市の自然 鳥屋野潟を徒歩でぐるっと一周!

Sunrise of Lake Toyanogata in Niigata

Canon EOS 6D, Tamron SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (70mm, f/8, 1/400 sec, ISO-100)

新潟に帰ってきました!

そしてそして、雪景色を訪ねる旅の始まりです!昨日から夜行バスで移動したので、新潟駅に着いたのが今朝の6時。東京では雪なんて滅多に見られないので、少しでも雪のある風景をと思っていました。ということで、夜明け前に駅を出発、歩き始めます。

目的地は鳥屋野潟、新潟駅の南にある大きな潟です。2kmほど歩くと、ちょうど夜明けのタイミングで潟を発見。潟の周囲は8km超。肌寒い中、東の空はオレンジに色づいていました。

湖に着いた後は、反時計回りに歩いて朝焼けを撮るのに良い場所を探しました。道路はよく舗装されていて、歩きやすかったです。最終的には、こんな素敵な場所を発見。道路から雪の積もる地面へと下ります。

 

Sunrise and Snow of Lake Toyanogata in Niigata

Canon EOS 6D, Tamron SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (70mm, f/8, 1/250 sec, ISO-100)

期待していたより、雪は少なかったですね。新潟市は今年、何度か大雪が降ったのですが、断続的に降る雨と晴天で解けてしまったようです。写真を見ても、いくらか雪がある程度ですね。

 

Orange Lake Toyanogata in Niigata

Canon EOS 6D, Tamron SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (200mm, f/8, 1/250 sec, ISO-100)

新潟の普段の風景とは違いますが、代わりにこの綺麗な朝焼けが見られて、とても素敵でした。

 

Plants from Snow of Lake Toyanogata in Niigata

Canon EOS 6D, Tamron SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (200mm, f/4, 1/160 sec, ISO-320)

雪のマクロ写真も何枚か撮りました。草の周りは雨で雪が解けるのが早いみたいですね。

 

Snowy Ground of Lake Toyanogata in Niigata

Canon EOS 6D, Tamron SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (200mm, f/4, 1/160 sec, ISO-100)

この雪景色、大好きです。綺麗な雪景色ということで、自分の中には具体的なイメージがいくつかあったのですが、そのうちの一つがこれです。雪が優しく波打ち、陽射しが淡いオレンジと青の不思議なコントラストを作り出す。この景色、朝焼けか夕焼けのタイミングしか見られないに違いありません。

 

Snow of Lake Toyanogata in Niigata

Canon EOS 6D, Tamron SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (113mm, f/4, 1/160 sec, ISO-320)

ここでも地面に陽射しが照っていました。先ほどの波打つ雪の場所から少し移動すると、木でいっぱいのこの場所を見つけたんです。雪は解けていっているため、雪の白色と落ち葉の茶色のコントラストが楽しめました。

 

No Garbage Please

Canon EOS 6D, Tamron SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (200mm, f/2.8, 1/160 sec, ISO-200)

おおお・・・田んぼにゴミが。ポイ捨てダメ、絶対。自然は大切に!

 

Snowy Street of Lake Toyanogata in Niigata

Canon EOS 6D, Tamron SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (143mm, f/9, 1/160 sec, ISO-100)

太陽が高く昇り、地面に陽射しがたくさん当たるようになりました。潟周りの半分を歩き終わりそうですね。

 

Skyscape of Lake Toyanogata in Niigata

Canon EOS 6D, Sigma 12-24mm f/4.5-5.6 IIDG HSM (12mm, f/8, 1/200 sec, ISO-100)

鳥屋野潟の南側に到着です!朝焼けの時間は終わり、目の前にはびっくりするような空模様が広がっています!新潟の冬にこんな素敵な天気を見れるのは、本当にとても珍しいです。とてもラッキーですね!

 

Birds over Lake Toyanogata

Canon EOS 6D, Tamron SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (200mm, f/2.8, 1/1600 sec, ISO-100)

もちろん、鳥屋野潟というくらいなので、鳥もたくさん見つけました。いろいろな種類の鳥がいましたし、鳥の鳴き声もたくさん聞こえましたね。

 

Footprints of Bird at Lake Toyanogata in Niigata

Canon EOS 6D, Tamron SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (98mm, f/4, 1/400 sec, ISO-100)

びっくりしたのがこれ。鳥の足跡も見つけました。こんなにくっきり足跡が残るものだなんて、思ってもみませんでした。すごい出会いですね。

 

Solitary Pine Tree of Seigoro Story

Canon EOS 6D, Sigma 12-24mm f/4.5-5.6 IIDG HSM (20mm, f/5.6, 1/200 sec, ISO-100)

南側で自分に魅力的に写ったのが、この一本松。この町の起源について、石碑に書かれているんです。この投稿の締めくくりとして、テキストを転載します。

 

Story of Seigoro

Canon EOS 6D, Tamron SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (70mm, f/2.8, 1/640 sec, ISO-100)

清五郎地区の伝承

この集落は、寛永十七年(1640年)に、八人の農民により拓かれた。新発田に移封された領主溝口氏の新田開発に夢を託し、加賀の国大聖寺三谷村細坪を後にした八人は、村の鎮守春日大明神を奉じて舟に乗り、この地に至り開墾を始めた。

しばらくして仲間のひとり清五郎が病に倒れた。薬を富山まで求め親身に看病したが、ついに帰らぬ人となる。

皆は夢半ばにして世を去った友を偲び、彼が愛したこの地を『清五郎』と呼ぶことにした。

開墾の苦労は想像を超えていた。鳥屋野潟の水も幾度となく押し寄せる。それでも先人達は助け合い、人力で堤防を築き『清五郎』を守り抜いた。

石碑の建つ場所は、その堤防の名残である。石碑の隣の松は、清五郎川川口の目印に植えられ『一本松』と呼ばれた。芦が囲う潟を霧が覆えば、舟は方向を失う。かすかに見えるこの松を頼りに、救われた人は多い。

舟人が家路を急ぐ頃、佐渡の端に沈む夕日は水面に映えて、満目の水郷は武陵桃源のおもむきを見せていた。この情景は明治の漢詩に、鳥屋野潟八景の一つ『清里の夕照』と謳われた。

我々は、この地を見守り続けた堤防と『一本松』を保存し、先人の努力を称えると共に、助け合いの精神が、いつまでも受け継がれることを願い、歴史の一端を石碑に記した。

平成十九年五月
清五郎地区一本松保存会
財団法人亀田郷地域センター

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ブログ著者について
那須野 拓実(なすの たくみ)。たなぐら応援大使(福島県棚倉町)。トリプレッソを勝手に応援する人。ネイチャーフォト中心の多言語ブログを書いてます。本業はIT&マーケティング界隈でナレッジマネジメントとかデータ分析とかの何でも屋。半年間の育休明けで、家事育児と外働きのバランスを模索中。