旅の最後は、吉野山にたどり着きました。奈良県の中央に位置する霊山です。
実際のところ、吉野山に行こうとは考えていませんでした。奈良は京都からちょっと離れているからです。でも昨日は友人に会いに、たまたま大阪に泊まって、ここからなら吉野山に行きやすいかも、と思ったのです。
調べてみると、なんと大阪からだと1,000円足らずで行けることが発覚!そういえば京都の店員さんから綺麗な吉野山のパンフレットももらっていました。関西の一番の紅葉を探しに、始発で行くことに決定です。
7時頃に吉野駅に到着。外は少し肌寒く、誰もいません。吉野を独占している気分でした!
目の前にあるカエデの木にさっそく驚きです。重厚感があり、豪華な趣で、ここに来るのが間違っていなかったと思わせてくれます。と、ここで人を一人を発見です。
ケーブルカーから景色は華々しかったです。駅がたくさんの紅葉に囲まれてますね。
これから進む道は、吉野の町をずっと続いています。歩いていると分かるんですが、おみやげ屋さん、料理屋さん、旅館でいっぱいです。
町の中とはいっても、その町は山の中にあるわけで。自分よりも下のところに雲を発見。雲を見ると、山の中にいるって感じがしますね!
展望台に寄って、吉野の景色を見てみました。吉野の町は、紅葉に囲まれています。この町、これから紅葉のピークを迎えるのですね。
そう、確かにそう思っていました。吉野山が紅葉のピークを迎えているとは思っていなかったんです。だから、次の景色でもうびっくりです。
坂道で、綺麗な色のカエデを発見。ただただ、ため息をつくばかり・・・葉は透き通るような赤色で、道は赤い落ち葉に飾られて。天国に続いているかのようでした。
葉っぱももちろん撮りました。山間のカエデは形も色も綺麗だと、改めて教えてくれる経験です。
坂を下りて、振り返ってみると・・・カエデの赤色と桜の橙色が素敵な景色を創り出していました。
森深くに入っていきます。道の雰囲気はガラッと変わっています。最後の目的地は、もうすぐです。
森を抜けると、このカラフルな景色がお出迎え!最後の目的地、西行庵の入口です。
西行庵に直接行く前に、谷の方に降りてみました。たくさんの木が伐採済みのようです。聞いたところ、もともと杉の木があったそう。そしてここには桜の木を植える計画とのこと。数年たてば、西行庵が桜の一大スポットとなるのは間違いないですね。
とうとう西行庵に到着です!この大きなカエデの木、もう、なんというか、なんて表現したらいいんでしょう。この木、西行庵の雰囲気を支配していますね。思わずため息が出ます。吉野山の紅葉は、日本でもトップクラス。間違いないです。京都とは甲乙つけがたいですが、人と紅葉のバランスを考えれば、吉野の方がおすすめですね。
西行庵自体は、西行というお坊さんの使っていた”いおり”のこと。3年ほど、ここ過ごしたそうです。俗世を避けて、自然の季節の移り変わりを楽しむ。とても素敵ですね。
最後までお楽しみいただき、ありがとうございました!