とうとう、紅葉のピークが鎌倉にやってきました!日本の紅葉は、山間から始まり、徐々に標高の低い場所に移っていき、最終的に海岸地域にたどり着きます。ということで、相模湾が近い鎌倉に、紅葉がやってきたというわけです。実際に鎌倉の紅葉は、ピークが関東地方の中でも最も遅いんです。東京で紅葉が終わったということが、つまりは鎌倉でピークだということなんです!
今いるのは源氏山公園という、鎌倉駅の北西にある大きな公園です。この公園、自然がいっぱいで、散歩やハイキングに最適な場所なんです。見ての通り、今は紅葉でいっぱいですね!
大きな木ですね。暗い色の幹が強烈な存在感を出しています。
公園の中を通っていると、紅葉の中に可愛いリスを発見!今日はこの後、実に5匹以上のリスを発見することになります。リスやら鳥やら、野生動物がいっぱいいますね。
カエデは比較的きちんとしていて、汚れもなく綺麗だと思いました。そしてこちらが黄色い葉っぱ。
この写真、大好きです。オレンジの葉っぱに焦点が合っていて、茶色の背景も相まって、くっきりとした形に見えています。
ところで、公園自体は鎌倉の丘の上に立っているんです。なので、相模湾が一望できますよ!
さて、源氏山公園を出ようと思っていた時、たくさんのお椀と石を見つけました。石の名前は摩去ル石。お椀を石に向かって投げて割れたら、不幸が去るというものです。
私、やってみました。お椀、ちゃんと割れました。でもお椀は後ろの壁にぶつかったようで・・・(笑)
源氏山公園を出て、北鎌倉駅に向かいます。駅への道は、なんとハイキングコース。初心者ご用達のコースなので、ハイキングするための特別な装備はいりません。でも、動きやすい恰好で来るようにしてください。
ハイキングコースを抜けたら、明月院に寄りました。このお寺、6月のアジサイ、そして12月の特別な紅葉で有名なんです。
緑の竹林がまっすぐ育っていて、清々しいです。でも、写真を見て分かるかも知れませんが、紅葉は、終わっている木では終わっていますね。
それでは、お目当ての特別な紅葉とは何だったんでしょうか?この道を歩いていると、明月院の本堂に到着します。
そう、これです!丸い窓が庭園の一部分だけを見させてくれるんです。向こう側には行けないです。窓は視界をあえて遮ることで、「向こう側はどんなに綺麗なんだろう?」と想像するきっかけをくれるのです。日本の美の一つの形を見つけたような気がしました。
鎌倉は12月の終わりまで紅葉があると聞いています。綺麗な紅葉をもう一度見られるといいですね。