最新記事はこちら ⇒ End of TRIPLESSO ~トリプレッソの終売~(2022/12/01)
新しいトリプレッソの状況は刻一刻と変化しているので、2018年5月時点で私が確認できた状況を掲載します。公式情報が皆無だと、なかなか追っていくのもしんどいですね。
昨年春にいったん姿を消したと思われたトリプレッソが新パッケージになって登場したのが2017年5月。そして新パッケージがもう1回新しいパッケージに変わったのが2018年3月。現在は小康状態といったところでしょうか、経緯を振り返りたい方は主要な過去記事を並べましたのでどうぞ。
小康状態と書いたのは、結局のところ、いつトリプレッソが完全終了してもおかしくない状態にあるからです。
まず、トリプレッソの公式サイトがいまだに閉鎖されたままである点が、非常にまずいです。メーカーとしてランディングページの1つも作成するだけの予算が投下できないということは、ブランドの継続性が社内で疑問視されている可能性が高いです。たかだか数十万円、されど数十万円、です。
トリプレッソが一度姿を消した背景には同社類似ブランドであるカフェラトリーの登場があるわけで、普通なら類似ブランドであるトリプレッソはすでに静かに終了しているはずです。今トリプレッソが辛うじて生きていられるのは、ネスレ一強のコーヒー市場にカフェラトリーで風穴を開ける青写真がうまくいかず、カフェラトリーで抑えられない消費者層に対してトリプレッソが多少期待されているからだと考えています。
実際、昨年4月の時点でトリプレッソがコンビニから消え、カフェラトリーが代わりに置かれましたが、気が付いたらどの主要コンビニもカフェラトリーを置かなくなっています。背景にはコンビニ各社がプライベートブランド開発をさらに強固に推し進めたこと、また大手コーヒーチェーンとの共同商品開発を強化している点があるのは間違いないですが、カフェラトリー自身が平均的なコーヒー飲用層を狙いすぎて他ブランドに埋もれてしまっている可能性が否めないです。おかげでトリプレッソが生きていると思えば、悪くはないですが・・・
とはいえトリプレッソを扱う店舗についても、限られたスーパーのみである点は変わりません。また、同じ系列のスーパーでも店舗によって全く状況が異なるようで、どこに行けば買えるか不透明な状況です。最近では、以下のような取り扱い状況と思われます。(なお楽天市場で箱買いできるのは相変わらずです)
▼トリプレッソ確認済み
ワイズマート、三和、サミットストア
▼トリプレッソ扱い終了?(最近見ない)
ドン・キホーテ、文化堂
▼トリプレッソを買ったとSNSで報告あり
イズミヤ、スーパーバリュー、ライフ、ウエルシア(自分は1店確認したけど見つからず)、ローソン(自分は3店確認したけど見つからず)
これを見る限り、流通の大半を占めるイオン系列、セブン系列に一切進出できていない点に危うさを感じます。薄利多売の中小スーパーのみの流通で、ウェブサイトも用意せず、広告投下はマスはおろかウェブもゼロ、かといってソーシャルを活用する様子も一切見られません。ちょっとこれだと、ジリ貧で今年いっぱいの命・・・となりかねない気がしており、インスタントやボトルの復活どころの状態ではないのでは、と悲しみの目を向けているところです。
なんとかトリプレッソに、春がやってきてほしいと思っています。
また状況に変化があったら書こうかと思います。