先週行った棚倉町を振り返っています。今回棚倉町で意外すぎて一番ビックリしたのは荏胡麻(えごま)の生命力。6月に見たときは小さな苗ぐらいだったのが、思いっきり大きく育っています。
紫蘇(しそ)と似たような感じで育つのかなぁと思っていたら、紫蘇よりも断然高くて密集しています。9月末から10月始めの収穫に向けて、これからもっと育っていくんでしょうね。
近くに寄ると、あの荏胡麻の香ばしい香りが強烈に主張してきます。まるで、ハーブ園にいるようです。
下から見るとその高さが分かります。紫蘇の倍くらいじゃないでしょうか。スーパーでは油以外にも葉っぱ自身も売っているので、両方ちゃんと売れると結構な稼ぎになりそうです。
とはいうものの、荏胡麻油は種からとるわけで、町の人に聞いたところによると、荏胡麻の種をとるのは人力でしか出来ないとのこと。これが大変で大変で。その大変さゆえに、荏胡麻の栽培も減っているんだとか。全国的にブームになっているだけに、何か打開策が欲しいところですね。
機械化?いい感じの農具の開発?他の町で画期的な採集技術はあるのでしょうか?ちょっと調べてみたいところです。もし知っている方、アイディアのある方いらっしゃいましたら、是非ご一報ください。
そんな荏胡麻が油になると、高級食材になっちゃいます。よく比較される胡麻油はスーパーで300円前後から売っていますが、荏胡麻油は市価がだいたい1500円前後からとなっており、かなりの高値です。それだけ、作るのが大変なんですね。
ただ、荏胡麻油は作るのが大変だから高いわけではなく、とても健康にいい食材です。血流改善や動脈硬化防止に役立つとされるα-リノレン酸が豊富に含まれ、しかも料理に使って簡単に摂取できるため、全国的に売り切れが続いているみたいです。棚倉町ではそれなりに在庫ありましたけどね(笑)
ちなみにこの荏胡麻油、棚倉町で健康食品を生産、販売している日本メグスリノキ本舗さんのものです。荏胡麻やブルーベリーを中心に、いろいろな商品を展開しています。
残念ながら、ウェブサイトは無いみたいですが、棚倉町に来た際は、是非お買い求めください。