広大で力強い自然の広がる城ケ島は、自分のお気に入りの撮影スポットです。荒波が創りだしたゴツゴツした岩、変わった形ですよね。こういった景色を楽しむことができる場所なんです。
ここによく来るのは、この自然を見たいからだけでなく、都心からアクセスしやすいから、というのもあります。京急線で三崎口駅まで下ってきて、そこからバスで30分。東京や横浜あたりに住んでいるなら、自然を楽しむのにうってつけの場所です。
今はスイセンが咲いているとのことで、もしかしたら、また見に来るかもしれませんね。
今日来ることにしたのは、島の天気は今日はいいだろうと感じたからです。城ケ島の天気予報、特に西側の空については、よく外れるんです。でも今日はどうしてか、全然大丈夫だと感じたんですね。
覚えている限り、ここに最後に来たのは去年の3月、この前の冬です。
あのときはAPS-Cカメラを使っていて、今のフルサイズと比べると、そこまで高画質ではなかったんです。それに、撮影スキルはどんどん上昇しています。今日はいい絵が撮れると確信していました。
夕日まで少し時間がある午後の4時、城ケ島に着きました。波の支配するこの場所に、ずっと目を奪われていました。
今日みたいな寒い日でも、大物を釣り上げようと釣り人がたくさん。ちょっと驚きです。おっと、落っこちないでくださいね・・・
半分楽観視していたんですが、半分心配もしていました。空には巨大な雲が広がっていたからです。天気予報は晴れだと言っていたんですが・・・この島ではこういうこと、よく起こりますね。
太陽が見えないかもしれない。その可能性もあったわけです。何が起こるかは、神のみぞ知る、という感じです。
太陽はまだ見えません。水平に広がる隙間から、富士山の姿が見えました。畏敬の念を感じさせるような姿。待って、待って、待ち続けるばかりです。
素晴らしい!!!夕日の最後の時間帯に、隙間から太陽が登場です。大海に広がる白い波が、強い陽射しに照っています。神話の世界みたいでした。
太陽が地平線に向かって沈んでいきます。その間、白い波ひとつひとつがオレンジ色をまとい、広大な舞台で舞っています。なるほど、城ケ島は夕焼けと波を見るのに最高の場所ですね!