こんにちは。那須野です。
お金の管理の仕方はぼちぼち苦労しない範囲での節約を試行錯誤していて、この記事を書いた2022年10月時点でそれなりの完成度だとは思っていましたが、やはり新しい有力サービスはどんどん出てくるものです。2023年3月にリリースされた三井住友銀行のOliveが気になったので、まとめながら使ってみて、ブログで言語化してみました。
なお、これはOliveについての網羅的で正確な説明ではなく、私の状況から見たときにOliveがどう見えるかという個人の視点に特化している点、ご留意ください。
まずは、前提となる私の立ち位置をまとめます。
まず、会社の都合で、メインバンクは三井住友銀行です。入社した時に作ったクレジット一体型キャッシュカードを1枚持っています。なお、三井住友カード(NL)は持っていません。
メインバンク以外の口座としては、家計の口座用に三菱UFJ銀行、流動性の高い貯蓄口座としてあおぞら銀行(普通金利0.2%)を使っています。
日々の生活費は、結構な割合をモバイルSUICAで支払っています。ネット商圏的には、楽天市場とヨドバシ.comの二刀流です。そのため、楽天カード、ヨドバシVISAカードをクレカのメインに据えつつ、公共料金はdカードで支払っている感じです。楽天ポイントとdポイントが自然と貯まっていて、そのせいもあってか楽天ペイは時々使います。あと、SUICAもクレカも楽天ペイも使えない小規模店舗用にサブでPayPayも使っていて、なるべくキャッシュレスな生活を送ろうとしています。
そうしましたら、本題のOliveに入りましょう。
詳しくは公式サイトをご覧ください。個人的に気になった点は、以下の5つです。
ことらが始まっていたので、他口座への送金はことらで対応するようになっていましたが、手作業がそれでも煩雑だったのと、ことらがあおぞら銀行に非対応ということもあってATM操作が残っていたので、定額自動送金が無料で使えるなら全部そちらに移行したいです。これはとてもありがたいです。
※ポイ活界隈で言われているポイント製造マシーン化は、発想には驚嘆したのですが(そこまでしてポイントを取りに行くのか…?汗)となって考えないことにしています。
月に何度も入出金すると手数料がかかるため、半年に1回ぐらい手数料がかかったことが合った記憶があり、少しだけ良くなるかもしれないです。
でも①の定額自動送金が無料でできるようになることで、ATMでの入出金は限りなくゼロになるので、もうATM自体を触らなくなるかもしれない。ということで、②のメリットは実質ゼロ。
私は三井住友銀行が給与口座なので、Oliveアカウントを作ると毎月Vポイントが200pt入ってくる模様です。Vポイントは、後述しますが残高に振り分けたり支払いに使えたりするので、実質毎月+200円が入ってくるのと同じですね。ただただ素晴らしいです。
三井住友銀行を持っているかどうかでスタート地点が変わる模様。ただ、ポイントに釣られて資産運用や住宅ローンを切り替えることはないので、ケース1+ケース2でどこまでポイントをもらえるかという話になりそう。
ということで、Oliveを10万円使えば17000pt、0円なら2000ptというのが実態の模様。ないよりはあった方が良い程度。これに釣られてOliveを10万円使うのは生活がおかしくなりそうなので、断固避けることとする。
一般カードの場合、通常のショッピングでは0.5%とのこと。
なお、対象コンビニ・飲食店でのタッチ決済でのV加算+4.5%があるため、セブンイレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリア、すかいらーく系列(ガスト、バーミヤン、ジョナサン、夢庵)、すき家、はま寿司、かっぱ寿司、ドトール、エクセルシオールあたりでは大きくポイント加算されます。
加えて、これら店舗ではVポイントアッププログラムで(最大+5%とはありますが、資産運用や住宅ローンを紐付ける気はないので)アプリログインの+1%、さらに家族を1名登録することで+1%になるので、トータルなんと7%が見込めるようになります。対象店舗では、Oliveが圧倒的にお得になりそうです。
※タッチ決済でのV加算は今私が持っているクレジット一体型キャッシュカードでも既にあるそうなので、新規のメリットではない模様。
※セブンイレブン、ローソンがありつつファミリーマートがないのは、やはりファミペイの存在によると思われる。ポイ活界隈では圧倒的存在感を醸し出しているし、ファミリーマートはファミペイ路線に何が何でも誘導したいのだろうなぁ…
ざっくりこんな感じでして、①と③のメリットが大きくて、⑤がおまけという印象ですね。今まで三井住友銀行をメインバンクで使っていた人にとっては、全体的にちょっとお得になるので、④のキャンペーンがあるうちにさっさと始めた方が良さそうという結論です。
ちなみに、Vポイントは私も既に持っているものの、思い起こせば稀に発生した振込手数料に充当していたかな…ぐらいの状態でした。今改めて調べると、1p=1円で残高に移行できるうえに支払いにも使えるようで、活用方法はシンプルにこれでいいと結論付けました。
さて、メリットを確認しましたので、次はどうやってOliveを始めるかを整理しましょう。
私の場合、前提に書いたようにクレジット一体型キャッシュカードを持っているため、このQ&Aによると三井住友銀行アプリから「Oliveアカウントに切り替え」ができるとのことです。やることとしては、以下の3つかなと思いました。
ただ、実際にやってみると、2が先に来るうえに流れがとにかく不安になりました。流れでいきなり『SMBCファーストパック(SMBC CARD)・One's Card解約』を選ぶことになりますが、
(契約する前に解約を実行するのか…うっかり口座が消えたりしないよな…?)
(謎のフォーム入力…その他を選ばせて自由入力で「Olive申し込み」と書かせるのではなく、最初からOlive切り替え用のフォームを用意してくれないかな…)
(えっ、2〜7営業日後に1を別途申し込むの?これを忘れると切り替えられないの?忘れる人が続出する気がするけど、三井住友さんは実はOliveを増やしたくないのか…?)
などと頭を巡りました。とりあえずやりきって、Googleカレンダーの2日後に1の手続き予定を入れておきました。
そして2日後の3/3(水)にアプリを開くと1ができるようになっていたので、早速申し込み!
…と思ったら、なぜか勤務先の欄が10文字までしか入力できない実装バグに遭遇。略称でそのまま押し通して申し込みを断行したら、ものの数分でクレジットカード支払いの審査完了メールが来ました。たぶん大丈夫…なはず…。
でよく見ると、Vポイントでの支払いをするにはVポイントアプリが必要とのこと。
(アプリをまとめられるのがOliveの良いところのはずなのに、Vポイントアプリは統合されないのか…)
などと思いつつ、やりきりました。
そのあと三井住友銀行アプリからVポイントを確認しようとしたら、「おまとめ手続き」が必要とのことで、古いVポイントを指定してやりきりました。これで完了…!
さて早速、一番の目玉である定額自動送金を設定してみます。
ただ、三井住友銀行アプリの定額自動送金から貯蓄口座であるあおぞら銀行を追加…と思ったら、ここでもトラブル発生。あおぞら銀行は出てくるものの、「BANKスカイ支店」が出てこない。なぜ…
結局、なぜか振込TOPからの新規振込先登録では出来まして、そのあと定額自動送金に移って設定する流れでは出来ました。このトラブルは、定額自動送金側での支店検索でアルファベット検索が未実装で検索できなくなっている…みたいな裏はありそう。今後のバグ解消に期待しますが、勤務先の件然り、1回しかやらない系のワークフローはユーザーが報告しなくて運営が気づかないケースが多いので、(三井住友銀行さんはTwitterでしっかりウォッチしてくれるよな…!)という気持ちで一杯です。
とはいえ定額自動送金を複数、無料で設定できるのは素晴らしいですね。三井住友銀行が給与口座なら、自分の他口座への送金を全部設定できるので、毎月の処理が自動化できてしまいます。三井住友銀行はなんだかんだ言ってスマホアプリの評価も高く、日本市場におけるさらなる覇権が見えてきましたね。
以上、作業履歴でした。