今年の2月に続いて2回目の訪問。先月産まれた娘のお宮参りの祝いの席で、鶴見にある創作日本料理の名店『鶴寿』を利用させていただきまして、期待通りの美味しさだったので勝手に宣伝2回目です。
前回(2018/02/04)の記事 ↓
相変わらずの、しっかりした門構え。
横浜市鶴見区の、豊岡地区の住宅街に突然出てきます。
メニューはコース料理、ただひとつ。自信のほどが伺えます。
席数は少ないですし、場所が場所なので予約するのがマナーかと思います。
庭付きの古い一軒家を大胆に使った料亭です。
夜はライトアップされるようで、また昼とは異なる趣になりそうです。
夏なので、緑が生い茂っています。左にあるのは枝垂れ桜ですね。春は必見です。
ということで、屋内に入ってみると、
今回は大人数での予約なので、大部屋一つを貸し切りです。
和な雰囲気が相変わらずの素晴らしさ。
真正面から撮るとこんな感じです。
色合いも整ってますね。
今回は乳児がいるので相談したところ、椅子をくっつけて今治タオルを敷き詰めた簡易ベッドを手前に用意してくれました。おかげさまで食事中はほぼ快眠。大変助かりました。
※この手の対応ができるかどうかは他のお客様の入りようによって変わってくると思いますので、必ず予約時にお店の方に相談してください。
ちなみに窓際は赤い絨毯です。
本日は貸し切りだったので、ちょっと自由に撮らせていただいてます。
奥にある盆栽。まさかの草もの。
ライティングも相まっていい感じに調和していました。
ということで料理を見ていきます。
本日のコースは、『なす』,『かまあげしらす』,『茶豆』,『あなご』,『仁多米』,『アロマージュブラン』,『日本の野草茶または松浦珈琲』です。素材名のみが書いてあるので、どんな料理が来るか楽しみになります。
まず1品目。
『なす』。酢の物系ですね。一緒に入っているのは、フキとクルミでしょうか。色合いが目を楽しませてくれるだけでなく、触感も色々あって面白いです。すぐに胃の中に消えていきました。
続いて2品目。
『かまあげしらす』。早い話が茶碗蒸しなんですが、カリカリ梅と餅とモッツァレラチーズが入っており、これまた触感が楽しいです。しらすの塩味がいいアクセントでした。2月に食べた2品目の『ほつ』と似ていまして、四季折々の食材を使った茶碗蒸しは鶴寿の得意処のように感じられました。
続いて3品目。
『茶豆』。すりおろして裏ごしにした茶豆のスープに、メインとしてシラコダイの漬けを置いています。異なる触感の食材がハーモニーを奏でる前2品とは異なり、あえて触感の似ている湯葉と海苔を漬けに絡ませて、一つの料理としてまとめ上げていました。皿模様と上に散りばめられた花も相まって、もはやインスタ映えなんてレベルじゃないほどに目を楽しませてくれました。個人的には本日のベストです。
続いて、4品目の前に、
祝いの席ということもあって、特別に赤飯をいただきました。
大きめの岩塩がいい仕事してます。うまいです。気が付いたら消えていました。
そして4品目。
『あなご』。「どこがあなご?」と一瞬思ったのですが、一口食べてみたら理解。
うまみ成分たっぷりのとうもろこしのタレに包まれて、カリッと焼きあがったアナゴがたっぷりと入っていました。至福ですよ、至福。『茶豆』と甲乙つけがたい味わいでした。
次は5品目の『仁多米』、と言いたいところですが痛恨の撮影忘れ。いろいろ事情はあれど、ミスはミスですね。
明太子の漬けと仁多米のご飯でした。お代わりもいただきました。
ということで最後の6品目。
『アロマージュブラン』。デザートです。細かく角切りに刻まれたスイカや柑橘類に、バジルシードや柚子、クリームチーズが混ざっていて、なんというか、口の中でとろけるので一瞬で無くなりました。美味しかったです。
最後には『日本の野草茶』。
気が付いたら飲み干していたので空の写真です。すみません。
『比類なき味』を自称するだけあって、ハーブ感のある独特な味が食後に口中をすっきりさせてくれました。
ということで、2018年8月の鶴寿のランチ紹介でした。メニューに日付が入っているところから察するに、毎日メニューが異なると思われますので、同じ料理は食べられない可能性は高いですが、いつも十二分に舌と目を楽しませてくれます。鶴見近辺にお住まいの方は是非。
追伸:ここで扱うイチオシの日本酒は外れなし。本日は松本酒造さんの『澤屋まつもとUltra』でした。ご馳走様でした。