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地域おこし
2018/07/05

2018年の南沢あじさい山で、太陽の光を写し取ってみた

東京都あきる野市。

東京の西の端に位置するこの町で、ちゅういっちゃんという個人が作り上げた南沢あじさい山は、48年間の努力の末に地元に若者たちに引き継がれ、昨年2017年のクラウドファンディング成功を経て新しいスタートを切りました。

私自身はクラウドファンディングで支援をしつつ、1人でも多くの人に南沢あじさい山を知ってもらえるよう写真を使って発信していました。昨年のシーズン後には、2017年のベストショット集をまとめました。

そして今年2018年はというと、昨年なかなか撮れなかった太陽の光の写真を狙って南沢あじさい山を訪問してきましたので、ここで紹介したいと思います。

 

太陽の光を写し取るにはもちろん晴れた日に訪問しないといけないわけですが、南沢あじさい山では訪問する時間帯に気を付けないといけません。というのも、南沢あじさい山は東向きの斜面で真東のみが開けており、朝早くだけに太陽が林の中からはっきりと見えるからです。

 

例えばこちらの写真。

 

 

朝に日が上り、山肌から太陽が出てきたときの風景です。この時間帯だけは、朝日に照らされて南沢あじさい山がオレンジ色に染まります。

東側から太陽が直射するのは朝の5時半から7時半ぐらいまでなので、入山受付開始が8時であることを考えると時間外入山が前提となります。結構しんどいですが、太陽を交えたダイナミックさは捨てがたい魅力を持っていました。

 

そして次の写真がこちら。

 

 

まぶしい太陽の中でギラつくアジサイは、ひと際強い存在感を放ちます。斜面に咲き並ぶアジサイを逆光に向かって見る風景は、「これぞ南沢あじさい山!」と言いたくなるような風景です。ほとんどの人が見たことのない風景なので、あくまで個人の捉え方ですが。苦笑

この手の見上げるような写真であれば、ギリギリ7時半でも撮れます。けっこう日が昇ってり、空もしっかり青くなっています。

 

あと色の種類が多くて目が幸せになる1枚がこちら。

 

 

手前のピンクのアジサイと、そのすぐ後ろの幹が、とてもいい仕事をしていました。アジサイの中に散在する木の幹をどう写真の枠に入れ込むかが、南沢あじさい山らしさの表現に繋がるのだなと感じました。

 

そして、最後の番外編がこちら。

 

 

太陽が直接写っているわけではないのですが、ごく一部のアジサイが木漏れ日に照らされることで、まるで光っているかのように見える写真です。

8時以降は杉林の間に太陽が隠れる一方で、ときどき木の間から太陽の光が差し込んで、光芒や木漏れ日が発生します。こういった状況が続くのはわずか数分かと思われますが、ぜひとも見てみたい風景でした。正直、写真よりも実物の方が数倍感動しました。

 

アジサイといえば普通は雨の日を連想しますが、山の中にアジサイが咲く南沢あじさい山は、太陽の照る朝にこそ真価を発揮するのだなぁと思った2018年の夏なのでした。

 

南沢あじさい山へのアクセス

南沢あじさい山公式サイト

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ブログ著者について
那須野 拓実(なすの たくみ)。たなぐら応援大使(福島県棚倉町)。トリプレッソを勝手に応援していた人。元語学屋。時々写真垢とか手芸垢。山とか滝とか紅葉とかが好き。本業はナレッジマネジメントとかデータ分析とかの何でも屋。コロナワクチン接種済み。