こんにちは。那須野です。
お金管理はキャッシュレス決済やポイントカードが普及してきたおかげで、工夫すれば色々楽にしたり節約できたりする一方で、複雑になりすぎてよく分からなくなりがちだと感じるようになりました。色々考えながらやってはいたのですが、さすがに複雑になってきたので今改めて整理してみたいと思ったので言語化してみます。
まずは図解。こんなイメージです。
※文字が小さいので大きな画像で見たい方は画像をクリックしてください。
本題に入る前に、前提となる我が家の背景情報を書いてみます。
まず夫婦共働きで、個人のお金は個人の管理としています。お互いの収入や支出には、原則として干渉しません。
一方で、家計管理のために共用講座を作り、お互い毎月一定額を共用口座に振り込むことにしています。電気ガス水道光などのインフラ代や、住居費、子供用品代、日用品や自炊の食費などは共用口座から引き落とします。
なお、同じ食費や日用品でも、自分だけのためのものは共用口座からは引き落とさず、自分持ちにします。
だいたいこのあたりを押さえた上で、本題に入っていきましょう。
お金管理は日々精進なので、もしかしたら来月には自分の愚かさを悔いて別の方法に切り替えているかもですが、ともかく今を言語化してみます。
個人口座は三井住友銀行で作っています。普通預金の金利は0.001%なのでもはや無いものと同じ(100万円を1年寝かせても10円の利息しか入らない)ですが、スマホアプリの使いやすさ、メガバンクならではの豊富な引き落とし対応サービスで、メインバンクとしています。
共有口座は、メインには同じメガバンクの三菱UFJ銀行を使っています。スマホアプリの出来は、個人的には三井住友銀行のほうが好きですが、三菱UFJ銀行も悪くはありません。
ただし、金利も同じく0.001%と低いため、多くのお金を入れっぱなしにしておくのは良くありません。この論点は、個人口座の方では余剰資金を投資に回すので問題になりにくい一方で、共用口座ではリスクを取り難いうえ流動性が大事になってくるので考えねばなりません。
そのため、共用口座に関しては、普通預金金利が0.2%とトップクラスに高いあおぞら銀行(ただしネット限定)にも口座を作り、毎月一定金額を振り込んで貯金としておくことにしています。0.2%だと100万円を1年寝かせるだけで2000円の利息が入るため、ちょっと運用している感が出てきます。変動金利なので今後どうなるかは分かりませんが、金利高が世界的に進んでいる今を考えるとそうそう悪化はしないのでは…というのが素人目の考えです。
ちなみに、娘の銀行口座も既にあおぞら銀行で作っており、お祝い金やお年玉などをとりあえず全額放り込んでいます。現金で持っていたりメガバンクに入れるよりは良い選択肢かなと思いつつ、0.2%という利率は私の子供の頃(1990年代〜)と比べるとお世辞にも高いものとは言えません。大人になって娘に口座を渡したときに「もっとちゃんと運用しておいてよ!」と言われやしないかと冷や冷やもので、終了間際のジュニアNISAで低リスク運用に回しておくべきかどうかや、NISAでなくとも良いような投資先の情報収集にどれくらい取り組むべきだろうかであったりは、割とタイムリーな話題だったりします。どうしよう…本当に悩みます…
東京都市圏に暮らしていたら日常生活で現金を使う必要はほとんど無いので、買い物をするうえで大事なのはキャッシュレス決済によって何%のポイントが還元されるかです。基本的には、そのお店で一番ポイント還元率が高い決済方法を使っていくことになります。
とはいえ決済方法をたくさん抱え込みすぎると使い分けが億劫になってしまうので、ある程度まとめるようにしています。私の場合、ポイント還元率1%以上であることを前提に、使い勝手の良い楽天経済圏の楽天ポイント、ahamoを契約していることから大手共通ポイントカードのdポイント、推しの国内企業であるヨドバシポイント、そしてポイント比率の高いモバイルSUICAによるJREポイントに集約しています。
当然ながら、個人口座の引き落としと共有講座の引き落としでクレジットカードは分けています。人によっては支出区分によってクレジットカードを分ける方もいると思いますが、そこまでやるとカードが多くなってしまうので、そこまではやらないことにしています。
まず個人口座の方は、推しの国内企業であるヨドバシカメラを積極利用するのでヨドバシVISAカードをメインに据えています。1%還元は当然のこと、ヨドバシ.comは無料配送がとても便利なので、国内企業へのお布施の意味合いも込めて積極利用しています。
ただ、楽天市場を使う場合はポイント還元率の違いがあるので、流石に楽天カードを使い分けているというのが実態です。楽天市場での楽天カードは言わずもがな、楽天ポイントが3%も還元されます。(※税抜金額の3%じゃないかという指摘は些細な話です。)
さて、共用口座の方はどうかというと、メインには楽天カードを据えています。楽天市場でなくとも1%のポイント還元があるため、十分にメインを張れます。
ただ、楽天カードのデメリットは公共料金の支払い。電気やガス、水道などの費用を楽天カードで支払う場合のポイント還元率はなんと0.2%に下がります。そのため、公共料金のみdカードで支払うという使い分けをしています。dカードであれば公共料金でも1%のポイント還元が発生してくれます。
こういった形で、ヨドバシVISAカード、楽天カード2枚、dカードを組み合わせることで、個人口座と共用口座を区別しつつポイント還元率を高めています。
前述のクレジットカードは、オンライン決済では有効なのですが、実はリアルでの決済では登場しないことのほうが多いです。というのも、モバイル決済の方が還元率が高くなりがちだからです。
神奈川県在住の私としては、2022年10月現在、1番の選択肢は問答無用でかながわペイです。2022年11月までと期間限定ではありますが、楽天Payやd払いなどバーコード決済を経由しの決済で購入額のなんと10%が、かながわペイのポイントとして付与されます。ついでに経由するバーコード決済のポイントも付与されます。
個人購入であれば「個人口座に紐づくドコモ払いに紐づけたd払い」を経由して支払うことでdポイントが+0.5%、共有口座であれば「共有口座に紐づけた楽天カードに紐づけた楽天Pay」を経由して支払うことで楽天ポイントが+1%還元されます。これでトータルでの実質還元率は10.5%ないし11%になるため、かながわペイを使える店舗ではかながわペイを問答無用で使うべき、という結論になります。
一方、かながわペイが使えない店舗、もしくはキャンペーンが終了する2022年12月以降では、モバイルSUICAが有効になります。JREカード経由での自動チャージは、JREポイントが1.5%還元されるため、一般的なクレジットカードのポイント還元率である1%に勝てるため、やはりモバイルSUICAが使えるならモバイルSUICAとなります。
(ただし、モバイルSUICAの自動チャージは前払いなのでキャッシュフロー的にやや不利である点、オンライン明細に「物販」などと表示されて店舗名や購入物が分からない点は留意しておく必要があります。)
なお、モバイルSUICAの自動チャージに使うJREカードは通常のポイント還元率が0.5%なのでメイン使いにはなれないのですが、JR東日本が運営する商業施設である「アトレ」では例外的に3.5%のポイント還元となるため、「アトレ」での買い物はJREカードを使うという例外運用もあったりします。
以上が私の現在のお金管理の考え方になります。
こういった形でお金を管理している自分の頭の中のイメージを、まとめて言語化してみます。
「支出は、かながわペイかモバイルSUICAで高還元率を狙うのが大前提。オンラインショッピングを中心に、推しの国内企業であるヨドバシカメラのVISAカードを推しつつ、楽天経済圏とドコモ経済圏を享受するために楽天カードとdカードを追加運用する。貯蓄については、当分使わない本当の余剰資金は投資に回して収益を狙っていくが、いざと言うときのための流動性高めな資金についても一定割合であおぞら銀行で貯蓄して普通預金にしては高い金利で増やしていく。」
図解も再掲してみます。
たぶん、細かいことを言い始めれば、「三井住友のナンバーレスカードをコンビニで使わないんですか?」とか「年会費のかかるクレジットカード1本にまとめてもっとポイント取りませんか?」とか「PayPayのキャンペーンには乗らないんですか?」とか「マイルは?」とか色々意見はあると思うのですが、冒頭にも書いた通り、あんまりにも決済手段を増やしすぎると日常生活が不便になるので、個人的にはこれぐらいがちょうどよいかな…と思いながら暮らしています。(人によってはこれでも「細かい!」とツッコミが入ると思うので。)
さてはて、広い意味でのお金の管理というと、出納帳をどうつけているのかや、家計分析をどうしているのかや、節約のためにどういう工夫をしているのかとか、運用はどうしているのかみたいな話になってくると思うのですが、あんまり突っ込んだ話になるとどんどんセンシティブになっていくので、書く領域が今後増えるかどうかは…どうでしょうか。今のところは本当に分かりません。
以上、乱筆をお読みいただき、ありがとうございました。