棚倉町と言えば桜、棚倉町の桜と言えば棚倉城跡と花園しだれ桜というのはもはやテンプレといってもよい有名どころなわけですが、東京近辺に住む人達が棚倉町に行こうとすると高確率で新白河駅経由になることを考えるに、新白河駅から棚倉町に向かう白棚線途中で楽しめる桜スポットを押さえておくことは非常に重要なのではないかと思いまして、ここに南湖神社、白河東工業団地、そして番沢の3つをご紹介したいと思います。
ちなみに白棚線は、白河市と棚倉町を結ぶから白棚線という名前になっておりまして、廃線となった同名の鉄道路線沿いに走るルートとなっており、田園風景のど真ん中をひたすら突き進むバス路線という印象です。
それでは1つ目を見ていきましょう。新白河駅寄りの南湖公園というバス停から降りると目の前にあるのが南湖公園。大きな湖の周りに桜がこれでもかというほどに咲いており、桜沿いにドライブができるザ・観光地なわけですが、ここでのイチオシは北側に位置する南湖神社の紅しだれ桜。楽翁桜と名付けられています。
花園しだれ桜に負けず劣らずの圧倒的存在感で神社の本堂前を占拠しており、撮影用に雰囲気のある椅子なんかも置いてあって、ひっきりなしに観光客が記念撮影をするようなスポットです。外国人もすごく多かったです。土産屋や料理屋が繁盛しているあたり、棚倉町とだいぶ環境が異なるなぁと思いました。
たしかに・・・これは凄い。思わず溜息が出ました。
そして2つ目に見ていきたいのが、白河東工業団地。名前だけ聞くと、「工業団地・・・?」と疑問に思ってしまうところですが、同名のバス停を降りたところにある上り坂には、ずっと桜が咲いているんです・・・(!)
バスに乗っているだけでは坂の入り口あたりしか見えないので、時間がある方はぜひ降りて坂を歩いてみると、なかなか良い景色が拝めるんじゃないかと思いました。(でもバスの本数が少ないので、どちらかというとマイカーでドライブしながら楽しむほうがオススメかもしれません。ここを通る車は、けっこうな割合で減速or一時停止していました。笑)
さて、最後の3つ目としてオススメしたいのが、番沢(ばんざわ)のバス停。もはや観光地として紹介されることもなければググってもまともに出てこないところですが、ここは圧倒的田舎感を醸し出すだだっ広い空間に、バス停と大きな一本桜をぽつりと置いた隠れスポットなんです。
なんというか、なんでこんな桜がこんなところにあるんだろうって、笑いが止まらないような場所でした。バスと一緒に撮れたりすると、もっとマニア必見の1枚に仕上がるんじゃないかと思っています。
それでは棚倉町に向かう白棚線途中で楽しみたい桜スポット3選ということで、南湖神社、白河東工業団地、番沢の3つを紹介させていただきました。この投稿が白棚線、ならびに棚倉町をあなたが訪れるきっかけになってくれれば、これ以上の幸せはありません。