素敵なところのご紹介　福島県棚倉町 (Ver.1)

棚倉町は、福島県南部に位置する小さな町。東京からわずか2時間とアクセスが良く、時間がゆったり流れるのどかな町なんです。

いわゆる田舎に分類される町ではありますが、この棚倉町、とても自立した町なんです。お店やコンビニが多く、食材や和洋菓子、電化製品、書籍、ファッションなど、幅広いものが町の中で買えます。農業が盛んです。京セラやユニ・チャームなどの大きな工場があり、住民の働き口になっていたりもします。棚倉町は、とても住みやすい町になっています。

ここを訪れる人にとって、最も魅力的なものの一つは、間違いなく桜でしょう。棚倉町は町中に、綺麗な桜の老木がたくさんあるんです。4月の中旬、寺社の近くだけでなく普通の道沿いでも桜が咲き誇る姿は必見です。町の中心にある棚倉城跡は、何百もの桜が濠沿いに咲き、人々を楽しませてくれます。（棚倉町の桜はこちらの記事をどうぞ。）

棚倉町で一番有名な桜の木がこちら、花園しだれ桜。樹齢150年と言われるこの桜は、豪華なその姿、水鏡に映る逆さ桜、そして背景の田園風景を楽しむことができます。福島県の他の有名な桜とは違って訪れる人が少ないぶん、本当にのどかな時間を楽しむことができるんです。（この桜の写真をもっと見たい方は、こちらの記事をどうぞ。）

もう一つの魅力は紅葉。私自身はまだ秋に棚倉町に来れていないのですが、みなさん曰く、10月末から11月中旬にかけて、棚倉城跡と山間部で素晴らしい紅葉が見られるとのこと。山本不動尊もそんな山間部の一つ。いつか棚倉町にまた来て、紅葉の写真を撮りたいですね。（山本不動尊の春の写真はこちらの記事をどうぞ。）

そして忘れてはいけないのが凍み餅。ごぼっぱと言われる山菜の葉を餅に混ぜ、冬の寒い外気にさらしたものです。（正式名称はオヤマボクチ。地域によって、ごぼうっぱ、ごんぼっぱ、やまごぼう、などとも呼ばれます。）棚倉町の冷たい気候の中で、この長期間保存できる健康的な食べ物が作られるんですね。凍み餅をお勧めしたい理由は、田舎な感じを感じられて、モチモチした食感だからです。モチモチスイーツにもなります。いや、なんというか、自分がモチモチ食品が大好きなんですよね。

最後に言っておかなければいけないのは、棚倉の人たちのおもてなし。とても素晴らしかったです。ここに来なければ味わえないものです。ぜひ、これを読んでいるあなたが、いつか棚倉町に来てくれれば幸いです。