昨日は塩川酒造に見学に行っていた訳ですが、今日は特に予定もなかったため、家でのんびりしつつ、近くの田んぼあたりをぶらぶら散歩してみました。
稲もそろそろ収穫時期が近づくこともあり、だいぶ黄色がかってきました。晴れ渡る空が小川に反射して、いい感じの田園風景を作り出しています。
毎年変わらぬ田んぼの風景・・・かと思いきや、ちょっと変化が。今年からなのか、毎年徐々にだったのかは分からないのですが、明らかに田んぼが減っているのです。
上の写真でも、中央あたり、一区画は稲が植えられずの状態。他にもちらほらと、雑草が生い茂る区画や何も無い区画が目立つようになっています。
もともと田んぼだったところが畑になっていた、というのも何箇所か見られました。畑になっていたところは、ほぼ100%、枝豆ですね。旧黒埼町は、黒崎茶豆という全国有数の枝豆ブランドの地域(米でいう魚沼産コシヒカリと同等)であるため、米よりも枝豆の方が稼ぎがいいんでしょうか。黄緑色の田んぼが、濃い緑の畑に変わっています。
耕作放棄になるくらいなら、枝豆に変わった方がまだ良いと思う一方で、フォトグラファー視点で気付いたことが一つ。景観としての価値はやっぱり落ちちゃうんですよね。
一面、黄金色の海が広がる田んぼ、風が吹くと、頭を垂れた稲穂がさざ波をたてる。日本で数々の名写真を生み出してきたのは田んぼの風景です。
枝豆はとても美味しいですけど、枝豆畑には風景美は求められないな、と思ってしまった新潟滞在最終日なのでした。