鶴見区は横浜市の北東に位置する町で、自分のふるさとです。生まれも育ちも鶴見で、20年以上住んでいました。横浜駅と川崎駅という巨大な駅の間にあるのでベッドタウン扱いされがちですが、なんと一年を通じて素敵な景色が見られます。春から冬にかけて、鶴見がどう姿を変えるのか、見ていきましょう。
ところで、上にある最初の写真は鶴見川といって、この町のシンボルにもなっています。こんないい天気の日には、川沿いを歩くと気持ちいいですよ。
春です。三ッ池公園は、鶴見の必見スポット。こののどかな公園、なんと日本さくら名所100選に選ばれており、文字通り、相当な数の桜の木に囲まれています。多くは染井吉野ですが、他には珍しい桜の木がたくさん並んでいます。
そんな珍しい桜の1つが白妙。この純白の花を見ていると、天国に行けてしまいそうです。
もう1つは苔清水。この優しいピンク色と緑色は、間違いなく自分史上最高の花ですね。この公園、他にはない珍しい桜の品種が並んで見られるので、春には是非来てもらいたいものです。
桜だけが鶴見の春というわけではありません。桜の花が散るころに、総持寺は自然の赤色が見られるようになります。庭園の中央には春紅葉。この赤色はごく短い期間しか見られず、すぐにこの赤色を失ってしまうわけですが、また秋には赤くなるんですよね。
春紅葉以外では、ツツジの花が仏像近くで咲き誇ります。この花のボリュームはすごくて、周りの雰囲気全体が一変してしまうくらいです。この赤色は、本当にお寺に合いますね。
赤色が終わるころには、総持寺は元気な緑色に包まれます。暖かいけど蒸し暑くないくらいの5月は、とても快適にお散歩できますね。
6月は絶対見逃してはいけない季節です。かなり綺麗です。色とりどりのアジサイが総持寺中に咲き乱れ、雨の日でさえも散歩したくなるくらいです。
長い夏が終わると、秋の到来です。写真を撮るにはベストな季節が総持寺にやってきます。総持寺が、文字通り赤、オレンジ、黄色に彩られます。
オレンジの天井の下で、立ち止まって一休み。こんな時間を過ごせるなんて最高です。総持寺は、のどかな時間を貴方に届けてくれます。
なんと2014年のベストショットは、このオレンジの天井の下で撮った写真なんですよね。500pxで最高得点を更新しています。これだから、自分の故郷を自信を持って推せるんです。
空が澄む冬は、総持寺に夜来ると面白いかもしれません。星空も見えます。ということで、四季のどの季節に来ても、綺麗な自然風景を見ることができるのが鶴見、そう感じていただけたら幸いです。
まだまだ、鶴見の魅力を伝えるには全然足りないです。素敵な風景、素敵なお店、素敵な人たち。自分の人生の中で、鶴見をもっと伝えていけたらと思います。