いやぁ、ここに来て棚倉町の新しい側面に気付くとは思ってませんでした!
朝霧の町。いいと思います!
町の人にも聞いてみたんですが、春や秋、気温が急激に下がる日の朝は、町中が霧に包まれるらしいんですね。こんな感じです。
町明かりが、ぼんやり灯る日の出前。これは、フォトグラファーとしては美味しすぎる気象条件ですね!
日の出の時間になっても、まったく遠くが見えないです。深い霧の先に、オレンジ色に輝く家の明かりがともる感じ、なかなかいい感じです!
日は上がったものの、棚倉城跡のお濠は対岸が全く見えず。うっすらと見える木の影が、幻想的な風景を創り出しています。
樹々をクローズアップ。空気遠近法が、ばっちり効果を発揮してくれます。紫と白単色の世界というのは、普通はなかなか見られない光景なんじゃないかと思います。
城跡の中に入ると、ここもまた幻想的な風景が広がります。いくらか残る紅葉の葉が、秋を感じさせてくれます。ひんやり冷たい木の椅子に座ると、なんだかおとぎの国に紛れ込んだようでした。
城跡のお濠の中を歩くと、これまた不思議な景色が広がります。朝霧のおかげで、お濠の向こうに見える家々が隠れて、絵としての純粋さが上がっていると思います。
今日のベストショットはこちら。赤いカエデがお濠のすぐ横にそびえたち、朝霧の中、陽光が青白く充満しているかのようでした。
あとで町の人に聞いたんですが、今朝は今年一番のかすみ具合だったみたいです。ただ住んでいるだけなら朝霧は邪魔なだけかもしれないですが、朝霧の中の風景を楽しめると、一気に可能性が広がりますね。
こういう日は、赤館公園から雲海が見えるそうです。町中で雲海ですよ!雲海!!これはテンション上がります!
さて、徐々に霧が晴れてきました。お濠の周りを歩いていると、ところどころ鮮烈な色が見えてきます。
望遠で撮ると、なかなか面白いマクロ写真に。F値を大きくしても、残った朝霧の影響もあって背景のかすみ具合がいい感じです。
真っ赤なカエデが顔面に広がる場所も。実は紅葉のピークは一週間前で、残った紅葉を撮っているだけなんですが、それでもこのクオリティ。来年は、ピークの時期に訪問したいところですね!