一人十郷 - Takumi Nasuno Photography
育児
2018/08/08
【男性目線の育児#3】育児休業中の夫は妻に手料理をふるまうべきか、という悩ましい問題

ただいま絶賛育児休業中。そろそろひと月が経とうとしていますが、そんな今回のテーマはコレです。

「育児休業中の夫は妻に手料理をふるまうべきか」

 

男性100人に聞いたら70人くらいが「ふるまう・・・べき」と(周りを気にしながら)答えそうだし、女性100人に聞いたら95人くらいが「当然ふるまうべき」と語尾を強めに答えそうなテーマであるのは百も承知ではあるのですが、実際問題ツーオペ育児に直面してみると意外とコントロールが難しい問題だと感じたので思ったことを書いてみます。

 

★注意★

育児は人それぞれです。100の家庭があれば100の事情があり、100の育児があって然るべきものです。たった1つのあるべき姿なんて存在しません。人の意見を鵜呑みにするのは危険ですし、逆に安易に強要してよいものでもありません。自らが、家庭環境と子供の状況を見定めたうえで、子供とどう成長していきたいかを考え、これだと思う方法に思い切ってチャレンジしつつもダメそうなら変えていくトライアンドエラーの姿勢が大切だと思います。なのでこの投稿も、鵜呑みにしないでください。

 

まずは、出産、退院を経て我が家に戻ってきた妻に、実際にふるまって撮影した40品程度の料理のうち、評価が高かった上位11品を並べてみます。(半分以上は未撮影のため選外です)

 

11位 ほうれんそうのおひたし

 

10位 アスパラガスとあさりのミートソースパスタ

 

9位 焼きナス

 

8位 大根としいたけの煮物

 

7位 豚肉のピカタ

 

6位 鮭の塩焼き

 

5位 雲片汁

 

4位 鮎の塩焼き

 

3位 アジの刺身

 

2位 カンパチの刺身

 

1位 アジのなめろう

 

自分で言うのもなんですが、それなりの家庭料理が並んでいます。味も保証付きです。妻曰く、下手に外食するより断然おいしいです。

それもそのはず。和食であれば正月に一人で重箱のおせちを作っちゃうぐらいに慣れていますし、とりわけ幼少からさばき続けた魚料理は特に得意なわけで、今回の育児休業にあたって妻の退院後の1週間は病院食に負けない立派な手料理を毎日三食ふるまう心意気で臨んでいたからでした。

いろいろあって毎日三食の手料理は2週間ほどまで延長され、今でも力加減をセーブするようになったものの結構な割合で手料理を作り続けており、妻からは毎日「美味しい!美味しい!」と連呼してもらっているわけですが、ツーオペ育児の性質上、妻の高評価だけで無条件に続けてよいものでもないと感じられたのも事実です。

 

ほぼ自明のことですが、妻に手料理をふるまうことには以下のような効果が見込めます。

  1. おなかの減りやすい授乳期の妻を、栄養満点でボリューム満点な料理で満たすことができる。
  2. 妻は食べることに専念でき、体力を回復できる。
  3. 合成着色料や添加物が一切なしで安心できる。
  4. 美味しい手料理で食卓に笑顔があふれる。

これだけ見ると、いいこと尽くめに見えるのは当然で、ツーオペ育児なんだし時間に余裕はあるから思う存分に手料理をふ・・・

 

・・・ここに、問題がありました。

どこかというと、

 

『時間に余裕はある』

↑ ここです

 

一汁三菜~五菜クラスの手料理をちゃんと作ろうとすると、一食当たりおよそ1時間、長いと2時間くらいはかかります。これを毎日三食やろうとすると、調理だけで毎日3~6時間ぐらいかかります。当初の想定ではこれでも全然余裕だと踏んでいたんですが、『ダメ』な場合が出てくることが徐々に分かってきました。というのも・・・

 

新生児期の育児は家事も合わせるとそれなりの作業ボリュームがあるため、『どうやって家事と育児の作業を協力してさばくか』という視点はもちろん重要なのですが、赤ちゃんがいつ泣くか分からない中で『どうやって最低限の睡眠を定期的に取り続けるか』というのがもっと重要です。

つまるところ、夜に赤ちゃんがいつも以上に泣き止まずにグズり続ける・・・という事態になったときに、『日中に気合を入れて料理を作り続けたから疲れたし寝不足なので対応できません状態』では、全然ダメなわけです。

ここで気を付けるべきは、体力を使いすぎないこと。「まだ余裕があるな」,「もう少しできるな」という状態でも、日中に歩みを止めて、適度に仮眠をとっておくことが必要だと感じています。

通常のビジネスでは、朝から夜まで働いて疲労状態⇒朝まで寝て完全回復、みたいなリズムでも一応許されるわけですが、この家事育児フィールドではそれが許されないわけなので、いろいろと心を入れ替えるところから臨まねばならないことが分かりました。図解するとこんな感じです。

 

 

 

 

また、もう一つの問題として、長時間の調理は妻に負担を与えかねないという懸念があります。というのも、調理をしている間は、本来なら子供の面倒を交代で見ていたであろうタイミングに妻だけが子供に相対しており、『夫の長時間の調理=妻の育児負担増』という数式が成立する可能性があるからです。これがツーオペ育児の怖いところ。

実際のところ、妻の仮眠中に子供の面倒を見ながら調理することも多々あります。それでも人的リソースが限られるツーオペ育児では、その場合でさえも夫の体力減が巡り巡って妻に間接的な負担をかける可能性が十分にあるため、『夫の長時間の調理=妻の育児負担増』という数式が突きつける現実は非常に重いです。

子供ができ、育児をする中で、『いかに睡眠を拾い集めるか』というサバイバルに似た環境に放り込まれると、以前なら全然気にしなかった『料理に時間をかける』という行為を、素直に許容できないと感じるようになります。

極端な話、調理はゼロにして睡眠をがっつりとる方がハッピーなんじゃないか・・・という考えもできてしまうわけで、色々考えながら調理時間と幸せ度の関係性を個人的な体感をもとに考察すると、こんな感じになりました。

 

 

下手に時短料理を作るぐらいなら、出前やコンビニ弁当、パンなどで回す方がシンプルで楽なので、幸せ度は高いと感じています。ある程度時間をかけて調理ができると幸せ度はじわじわ上がっていくとは思うのですが、夜に体力切れを起こすところまで頑張ってしまうと、幸せ度が急落する感じです。

体力切れしない程度に手料理を楽しむというのがポイントなわけですが、言うは易し、行うは難し。手料理は日中にやる一方で体力切れは夜に発生する手前、この時間差がなんとも判断を難しくしているところでして、調理を頑張れば頑張るほど『幸せ度がじわじわ上がっていく』という麻薬的性質も相まって容易に破綻をもたらしかねません。

当日の残体力を見極めながら頑張れる分だけ頑張るというのは意外と心を使うので、『色々考えるのが面倒だから手料理ゼロでいいよね』派の夫婦は結構いてもおかしくないと感じられました。

 

ということで、ここまで長々と書いてきた結果、

  • 育児中の手料理は、実は体力勝負。
  • 手料理を頑張る場合は、自制の心が必要。
  • 手料理ゼロは、意外と幸せになれる。
  • もともと料理が得意でない人は、やめた方がよい。

という結論に至りまして、改めて自身の体力と料理スキルを鑑みたところ、一食当たり30~45分の調理時間を理想とし、長くても60分程度を目標とすることにしました。これなら1日三食大丈夫。笑

それでも作り置きを増やせばよいのかと思いきや、たくさん作ったら作ったで妻がその分まで平らげてしまうこともあって一筋縄ではいかないところもありますが、引き続き手料理重視で進めていきたいと思っています。

 

追伸:選外となったのが個人的に意外だったのがコチの刺身。とろける甘みのカンパチを上回る濃厚さで味としてはナンバーワンだったのですが、妻曰く「美味しいけど捌くのが大変そうだったからわざわざ作ってほしくない」とのこと。反省です。そして巻き骨憎し、ですね。。苦笑

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ブログ著者について

那須野 拓実(なすの たくみ)。たなぐら応援大使(福島県棚倉町)。トリプレッソを勝手に応援する人。ネイチャーフォト中心の多言語ブログを書いてます。本業はナレッジマネジメントとかデータ分析とかの何でも屋ですが、今は半年間の育児休業中。
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